武田山頂上に登りますと、市内を一望できます景観とともに、
大きな岩の上を登ったという印象が強いです。
その中でもとりわけ大きな岩が、まるで広島市内を見守っているように東に向いて中央で鎮座しています。
その名も、ずばり「御守岩」とあります。
「ごしゅいわ」と読むそうです。
かつては、この岩の上には小社があり、戦前までは小さな鳥居があったそうです。
今は、小社も鳥居もなかったです。
朽ち果ててこの岩だけ残っているそうです。
それでも、登山の安全と広島市民の安寧を見守ってくれていると思いました。
そして、この御守岩のあります所から一段下がったところに城内最大の館跡があります。
こちらは、登頂された方々がシートをひいたりして休んでおられたので写真には収められませんでした。
岩には柱を建てたであろう加工痕があり、
中世の館といいますとどんなだったんでしょう。
私、ふうふうといって登ってきたこの山頂に、切り出した木材を運び入れて館を建てたといいますと、日常何度も登ったり降りたり、
思わず、「すごいね!昔の人の健脚ぶりには感心するね」って言ってしまいました。