子供のころ、私でもよく覚えていない子供のころ、
当時の娯楽はテレビより映画で、
それもそうだったって、自分の記憶の中ではそう言えば家族で観に行ってたような、
何を観たかも覚えてなくて、かすかに忍者が出てたような、
成人になってよく母が言ってました。
今日は、映画観に行こうってなってそうしたら、
「あんた、いつもおらんのんよ(いつもいない)。そして〇〇がいないって、みんなで大騒ぎになったら、山道からひょっんと現れてくる」
って、
そんなことあったなんて覚えてないです。
叱られたのかどうかも覚えてないです。
いつもそうだったってのは、懲りてなかったんでしょうね。
ただ、
山の思い出は、
(広島市はデルタでほとんど平地なのですけど、私の家は市内南区で江戸時代島が陸続きになったのでその裾野あたりで山遊びができました。)
竹藪があって、竹藪に入ると私よりずっとずっと天上からさわさわっと光がわずかに届き、竹藪の出口からさーっと道案内してくれるみたいに眩しいくらいに陽がさして、
その出口を目指すと、しばらく行くとまたもう一つ竹藪があって、
今にして思えば、とても幻想的でわくわくしたんでしょうかね。
毎日行ってたわけではなくて、時には幼友達と「ままごと遊び」「お人形さん遊び」もしないといけないし、
神社でも遊ばないといけないし、
姉たちと「ゴム跳び」「ろくむし」もしないといけないし、
近所の内職してたおばちゃんちで、家に上がり込んで針に糸通しの手伝いをしてましたし(ひょっとしたらじゃましてたのかも、、、)
他にも色々、
子供ながらにちゃんとおつきあいしてました。
ある日、
いつものように、一つ目の竹藪から二つ目に行くとブルトーザーが入って竹藪を壊していました。
ショックで、その日を境に竹藪に行くのはやめました。
今は、団地が出来て竹藪のあったのはどの辺りだったのかもわからないです。