広島市中区広瀬町にあります廣瀬神社の4対の狛犬です。
境内に入りますと、
何とも頼もしい狛犬が迎えてくれます。
最初の狛犬は、
力強く天を仰ぎ、
ぐっと、奥歯で噛みしめて地に踏ん張っています。
皇紀2600年記念とあります。
1940年、昭和15年です。
次の狛犬は、
なんと歴史を思わせます。
それでも玉を持っています前足がなんとも可愛らしいですね。
こちらは、
安政6年5月吉日とあります。
1859年です。
まさに安政の大獄が行われたころです。
次は、少しスレンダーな狛犬です。
こちらは、大正6年10月です。
1917年です。
まさに、第一次世界大戦の最中です。
最後に、拝殿の前に、凜と神社を護ってくれています狛犬です。
こちらも、皇紀2600年記念と記されています。
御祭神に神武天皇(神倭伊波禮彦命)を祀られていますだけあって、
皇紀2600年は、日本中がお祝いしたように大々的にお祝いされた事でしょうね。
幕末から明治、大正、昭和を経て、昭和20年8月6日の原爆の爪痕でしょうかどの狛犬も台座とか痛々しいです。
それでも、耐えて平成、そして令和を迎えました。
そして、未来に続きますね。