広島市安佐南区東野、東原を西に進みますと東野と住所表示が変わります。
東野小学校を右に見て左に曲がり住宅街の中を歩きますと、
立派なお寺の本堂の屋根が見えてきます。
浄土真宗本願寺派善教寺です。
とても美しい屋根です。
圧倒されます。
屋根の棟には龍がいます。
ここでも、また龍に会えました。
真っ青な空にとても似合います。
「古代山陽道 安佐南区散策マップ」によりますと、
「東野の歴史を突き鳴らす 大戦をくぐり抜けた梵鐘」
と紹介してありました。
さらに、そのマップには、
元は禅宗で彼岸院と称したが、長享2年(1488年)宗教円の時に真宗に改宗、宮前山と号し、善教寺と称しました。
広島超専院の末寺です。
本堂の廊下に吊ってある梵鐘は、元老5年(1692年)、藤原宗久という鋳物師の作。
善教寺の梵鐘。
戦時中の供出を免れたこの鐘には、二体の天女と、その鐘を取り巻く唐草模様が浮彫で施されています。
と、紹介してあります。
安佐南区東野は、原爆の爆心地から少し離れています。
梵鐘、残っててくれてよかったです。
美しい天女、今に残ってくれました。
龍と美しく優しい天女に会えました。