牛田大橋南詰めより県道37号線をわずかに南下しますと碇神社があります。
白島の氏神社、城下町最古の社です。
御祭神は大綿津見神(おおわだつみのかみ)、海の神様です。
神社にありました、15世紀の地図をみますと青い海のところ今では陸でしてすべて広島市です。
点線で細く描かれているのが現在の広島の川です。
太古よりゆっくり浸食されて形成されていたものが、16世紀くらいから19世紀の江戸時代までに急速に城下町として発展したのがわかりますね。
神社にありました「碇神社之栞」によりますと
創建は奈良時代(約1200年前)、「此の地其の昔海辺なりし頃、社辺に大岩盤在り、太古よりしばしば船が難破せし為、地と海の神を鎮斎し奉る事に始まる。」と伝えられる。
とあります。
広島市はデルタの町で平地であまり段差のない町なのですが、時々こういったもと岩礁だったような岩に遭遇します。碇石跡の向こう側は一段下がってお寺の墓地でした。
太古の昔は海だったことを思い浮かばれますね。
ちなみに、
箱島とありますが、「はこしま」が「はくしま」になったんですかね。