比治山公園内に架かります橋、
雲霓橋です。
うんげいきょうと読みます。
ちょうど南側と北側を分断するが如く谷間になっていますところに架かっています。
車で上がりますと橋の下を潜って駐車場に停めます。
子供の頃、お花見では谷間の道路にはお花見のぼんぼりが並び、雲霓橋から見下ろしながらワクワクしながら御便殿跡目指した物です。
昭和4年(1929年)、比治山は広島市主催の昭和産業博覧会の第二会場だったそうです。
その時、架けられましたのがこの橋です。
現代のこの橋は3代目だそうです。
子供の頃渡っていましたのはどうやら2代目だったみたいです。
現代美術館に行こうと思いましたらもちろん車でもいいのですけど、比治山スカイウォークから雲霓橋を渡って行くのがお薦めです。
ところで、1929年と言いますと世界恐慌とすぐに連想してしまいます。
ニューヨークウォール街の株価暴落から始まりました世界恐慌。
日本国民は大正デモクラシーからの好景気は続く物と思っていたでしょうね。
世界恐慌から、世界は資本主義から軍国主義、ファシズムへと大きく変わっていきます。
博覧会で架けられましたこの橋、
雲霓橋、
雲霓とは雲と虹という意味です。
明治の頃から今も翻弄され続けています比治山、
およそ100年も前に雨上がりの曇り空に架かる虹を想像したのでしょうかね。