子供の頃、一度だけ父親に連れられて行ったことがあります管弦祭。
何がどうなのかとにかく人の多さで人をかき分けてもよくわからなかったとしか記憶になくて、
今年の5月頃でしたでしょうか思いがけず声をかけてもらい今回船に乗って参加させてもらいました。
日本三大舟神事の一つと言われています管弦祭。
私たちは、ボートの天上から見物です。
穏やかな瀬戸内といっても時折大きく揺れます。
御本殿を出御され、
大鳥居前の儀が行われていますのを遠目で見て、
暫く船にゆられていますと、
和船三隻を繋げた御座船をまず櫂で漕ぐ江波漕伝馬船が引っ張ってきました。
そして沖で待機していました艪を漕ぐ阿賀伝馬船が加わります。
雅楽の調べで優雅にと思っていましたけど、
勇壮なお祭りです。
対岸の地御前まで引っ張っていきます。
御座船は地御前神社での神事が行われています間、私たちは宮島に上陸し、
厳島神社に参拝しました。
日が暮れてからの厳島神社のお詣りは、お正月の元日の時以外では初めてです。
薄暗い回廊は、どこか神秘的です。
厳島神社から見ます朱色に照らし出された大鳥居、
潮はどんどん満ちています。