平和公園の原爆供養塔です。
6月のとある日、夕方です。
燈籠に灯りが灯されています。
地下には、納骨堂があり数万柱の未だ引き取り手のない遺骨が眠っています。
古い戦前の地図を見ますと、ここは、
浄土宗 慈仙寺と記されています。
多くの遺体がここで荼毘にふされたそうです。
お線香を手向けようとライターを探していましたら、
背後から声をかけられまして、
もたもたしてて申し訳ないと恐縮していますと、
西洋の背の高い外国の人が、ライターをと指しだされました。
言葉は通じないのですけど、
困っている私たちに気が付かれて貸して下さいました。