広島市の西広島バイパスから広島県廿日市市の速谷神社へ車を走らせ、極楽寺山へ登ることが出来ます。
途中長野ループといって大きく廻り、車のカーナビでも示してありますように幾度も旋回しながら登りますと、
杉林を潜り随分上がって、標高693mの極楽寺山山頂近くに売店がありまるで峠の茶屋のようでどこかほっとします。
キャンプ場へと車を走らせますと一面睡蓮の蛇の池があります。
瀬戸内海国立公園で、
看板によりますと、
この蛇の池は、大蛇の伝説から名がついたと言われ、周囲約500m、水深約3m程の灌漑用の池です。
大正時代までは、池の水を利用して氷を作り、のこくずを入れた氷室(三尺)に保存し、夏に売っていました。
とあります。
大蛇の伝説とはいったいどんな伝説でしょう。
あれやこれや検索していましたら、
伝説の一つに
昔、この池には頭が八つある蛇が住んでいて、毎年春の夜に出雲に這っていき、秋に娘をさらって帰ってきていて、
春の雨の日と秋の長雨の夜に、ずるずるっ、ずるずるっと不気味な音が聞こえていたそうです。
スサノオノミコトが大蛇を退治してからいなくなったと言われているそうです。
対岸には宮島が見えますこの瀬戸内海から、出雲の八岐大蛇伝説へと繋がるとは驚いてしまいました。
もう一つの伝説では、
雨が降り続けて、大蛇が泥水とともに流れ出て平良(へら)の村人をおびえさせました。
この大蛇をなぎなたで退治したのが福佐売(ふくさめ)の姫で、福佐売神社に祀られているそうです。
流れ出た血で瀬戸内海を真っ赤に染めながら山向こうの地御前にまで届き大蛇の頭が八つあったので八つ面(やつもて)神社に祀ってあるそうです。
いずれにしてもすごい話しですね。
空気も気持ちよく、鯉も亀も観察できてとか言って散策しましたこの池に大蛇が、、、
でも、勇敢にも退治されて今では極楽浄土の花睡蓮が自生しています。
勇者の伝説、まさにオリンピックの入場行進で流れたドラゴンクエストの曲が流れてきそうです。