会社の駐車場の片隅に咲いています。
小さな小さな花の野草です。
コロナ渦、1年も過ぎて思うことに、
窮屈な毎日も慣れてくると、
今まで気が付きもしなかったことに気が付きます。
何年も、会社の駐車場使っているのに、それに見てたかも知れないのですけど、
かわいいとも何とも思わず素通りしてました。
1㎝にも満たなくて、地面に這うように咲いていますこの花は?
調べましたら、
「トキワハゼ」に似ています。
トキワハゼによく似た花に、ムラサキサギゴケがあるそうです。
花の大きさからすると、トキワハゼのような気もします。
野に咲く小さなこの花、もしも「トキワハゼ」で間違いなかったら、
そして、「トキワ」ときたら、
義経の母、常盤御前を連想してしまいました。
路傍に咲くこんな小さな花とはかけ離れた壮絶な道を歩んだ常盤御前です。
平治の乱で破れた源義朝の幼き3人の子(今若7歳、乙若5歳の手を取り、牛若1歳を抱きかかえ)を連れて寒いと泣く子に「命が惜しければ泣いてはならぬ」と叱りつけながらの雪道での逃避行、
やがて、子供を助けて貰えるのならと平清盛の妾となっていきます。
今日、もう一度出勤しましたらもう一度しみじみと眺めることとしますね。