病院行きます時、
「健康保険証」「診察カード」に最近では「お薬手帳」を持参します。
若い頃はそれといった病気もせずたまに病院行くぐらいでして
さほど不便とも思わなかったのですが、
他の病院へかかるとき、薬そのものを持って来てくださいとか、口頭での告知だったような記憶があります。
今では、任意ではありますが「お薬手帳」は当たり前になってるような気がします。
私は今、月に一度眼科にお世話になっていまして通院履歴もかねて重宝しています。
毎月診療受けていましたら、新たに白内障が進行してまして早々に手術してもらうことになりました。どうりで本とか手元作業が見えづらいと思ってました。
日帰り手術で、みんな「どうってことないよ。してもらい!(やってもらいなさい!)」
っていいます。ビビリの私、ビビリながらも決心しました。
今日は、事前の検査でした。
あと2回通院して、7月にしてもらいます。
ところで、いつから「お薬手帳」はあるのでしょう。
少し調べてみました。
1993年(平成5年)、「ソリブジン薬害事件」といって
日本国内の患者15人が、別々の病院から抗ウイルス剤ソリブジンと抗がん剤フルオロウラシルの処方を受け、併用服用して死亡したという事件だそうです。
別の医療機関から処方されたので気がつかなかったそうです。
1995年(平成7年)、阪神・淡路大震災の折、救護所で患者の診療録がなく同じ薬を渡すことができなかったということから、災害の備えとして普及していったそうです。
「お薬手帳」は、日本において導入されているもので、個人で管理する物です。
重篤な副作用を起こさないためにも、「お薬手帳」は、薬の服用履歴、既往症、アレルギーとか患者である私達は、うまく先生に伝えることできないのを助けてくれます。
ところが、
2014年(平成26年)4月の診療報酬改定に伴い、お薬手帳持参した場合としなかった場合で持参しなかった場合の方が70円安くなると言う改定が行われ、
国民の健康を守る観点から問題が生じました。
2016年(平成28年)度から、診療報酬改定により、厚生労働省がお薬手帳の活用を促し、
お薬手帳を6ヶ月以内に同一薬局に持参した際自己負担代金が安くなりました。
やっとです。
全く知らなかったですね。
普通にこれはいいね。って使ってました「お薬手帳」。
認知されるまで、ここまでかかったんですね。