広島歴史探索の後は、お好み焼き「そば肉玉」じゃね

面白かったこと楽しかったこと感動したこと疑問に思ったこと書いていきたいと思ってます。時々、広島弁出ますけど

唱歌「みなと」は宇品港(広島港)を歌っています。日本で初めてのワルツです。改作される前の「みなと」です。

唱歌「みなと」

一、そらもみなとも よははれて (空も港も 夜は晴れて)

  つきにかずます ふねのかげ (月に数ます 船のかげ)

  はしけのかよい にぎやかに (端艇の通い にぎやかに)

  よせくるなみも こがねなり (寄せくる波も 黄金なり)

二、はやしなしたる ほばしらに (林なしたる 帆柱に)

  はなとみまごう ふなじるし (花と見まごう 船旗章)

  つみにのうたの にぎわいて (積荷の歌の にぎわいて)

  みなとはいつも はるなれや (港はいつも 春なれや)

 

この唱歌「みなと」は、広島市の宇品港(現在は広島港)を歌ってます。

1896年(明治29年)発表の日本の唱歌です。

日本で初めてのワルツです。

歌詞も七、五と繰り返されています。

一番はすっと歌えますが、二番はと申しますと

どうも、馴染みがないですね。

といいますのも、

1947年(昭和22年)改作され

 

二、響く汽笛に 夜は明けて

  いつか消えゆく 星の空

  大漁の歌も 勇ましく

  朝日を浴びて 船帰る

 

となっています。三年生の音楽として音楽教科書にのせられたそうです。

私達が習ったのは改作された「みなと」だと思います。

 

宇品港を思いますに、明治に作られた歌詞のほうが、しっくりきます。

一番から二番に当時の情景が連動して今にも目に映ってきます。

兵隊さんや積荷を送り出す当時の宇品港の賑わいが伝わってきます。

 

端艇(はしけ)とは、大型船に荷物や人を運ぶ小型船のことで、

空も港も夜は晴れて、月夜に照らされるたくさんの小船、賑わいで寄せてくる波も黄金色。

小船が掲げる帆柱はまるで林のように、花と見間違えるほどの船旗章、積荷の歌で賑わい、港はいつも春のよう

私なりに読んでみました。


港 文部省唱歌 尋常小学3年

宇品港は明治に開港されてから今も昔も漁港ではないと私は認識しています。

大型船に運ぶ小型船が、

二番でいきなり大漁の船になって帰港するとは、なんてことでしょう。

って、思ったりしてます。

 

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