広島歴史探索の後は、お好み焼き「そば肉玉」じゃね

面白かったこと楽しかったこと感動したこと疑問に思ったこと書いていきたいと思ってます。時々、広島弁出ますけど

広島、どんな災害にも強く生きてますよ。「かばちたれとる、ひまないよ!」

平成26年8月20日に発生しました広島市土砂災害から5年と5ヶ月です。

 広島市安佐南区八木地区の国道54号線毎日車で通るのですが、ちょうど1ヶ月前主人と出かけて、主人が運転してましたので車窓から写しました。

すごい立派な砂防ダムができました。

これは何基もある一部です。

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あの日は、早朝4時頃でしたと思います。

前日から激しい雷鳴とバケツをうつしたかのような激しい雨で、一歩でも外に出ますと全身ずぶ濡れになるばかりの雨でした。

私はあの日はちょうど2時間前にここを車で通りまして、ワイパーも振れた瞬間にしか前が見えなくてなんとか家に辿り着きました。

自宅は、この八木地区とは少し離れていてたまたま平地で山に面してなかったので被害には遭わなかったのですが、

台所に座ってましたら、叩きつける雨とともに地震とは違う地面を伝わってくるような地鳴りがして家が揺れ、一瞬流されるのかなって思った瞬間がありました。

夜が明けて刻々と伝わってきましたニュースを見てまして、思いましたのにあの時まさに土砂が崩れたときだったんですね。

あの時被害に遭われた方々は自宅が土砂に流されてほとんど自宅で亡くなられています。

危ないと感じたら避難してくださいと言われますが、夜中にあの雷鳴と激しい雨の中どう動けばよいのかなんて判断は無理だと思いました。

 

広島の山は花崗岩が多く長い間雨や風にさらされて真砂土となり災害の原因だといわれています。広島市はまさに風化した真砂土からできた三角州の町です。

広島市は水との戦いの歴史で、治水工事の繰り返しです。川縁を歩いてましたらどの川も一段高く堤が施されています。

前に聞いたことある話ですが、

毛利輝元がおよそ400年前この地に築城したときに、軟弱な土地ですぐ水攻めに合うとか言われ「秀吉にだまされた!」っていうと、

小早川隆景が「他からみて軟弱な城こそ強固な城はない。」とか言ったとか

400年経ちまして、広島市はどうですか?

弱っちくみえますか?

幾多の災害にも強く生きてきました。最大の被害は原爆投下です。

「かばちたれとる、ひまはないよ!はよー!かばちたれんと、しんさい!」です。

「文句言ってる時間はないよ!早く!文句言わずにやりなさい!」って意味です。くよくよしなくて前向きでいいでしょ。

小早川隆景のいった意味は、災害の前では人は弱いですが人はその都度強くなっていくものだと言いたかったのですかね。