安芸津のじゃがいもです。
母の里が、広島県の安芸津で毎年、年2回送ってもらってます。
母が亡くなって20年たつというのに、しかも私は実家から嫁に出たにも関わらず送ってもらってます。
安芸津は、煉瓦工場があり私が子供の時分にはありましたが今ではどうなんでしょう。
赤土でおいしいじゃがいが穫れます。
母の里のじゃがいも畑から臨む瀬戸内海が私は好きでした。小学生でして、腰掛けていつまでも眺めてました。広島市から母の里帰りについてきてるのですから、なんも役には立たないので、眺めてました。
いとこ曰く、「ごめんね。」
何が?謝ってもらうこと何もないのに、
よく聞きますと、今年は雨が少なくて収穫が例年のように穫れなくて10キロのではなくて5キロの箱で送らせてもらったと言うことでした。
去年は、7月の西日本豪雨災害で種芋小屋が流され一時はもう止めようかとさえ思ったのを思いとどまって再開して、今年は水不足です。
今年全国的に台風が猛威を振るって各地被害がでてましたので、水不足って聞いたときには意外でした。
天気予報みてたら、ここだけ降らんのんよ。って嘆いてました。
しかし、
こんなおいしそうなじゃがいもではなくて、馬鈴しょ届きましたよ。
生産者からみたら少し器量悪いらしいんですが、どこが?
いとこが言ってました。安芸津地区に雨降らなかったので、牡蠣も例年より少ないそうです。
山からの恵みが少ないと海も影響するって言ってました。
この写真は去年(2018年)11月15日博多の志賀島にあります志賀海神社での「山褒め祭」に行きました折の祭事の写真です。
太古の昔からずっと続いてますお祭りで君が代の発祥ではないかとも言われてます。
実際に艪をこぎながら、君が代の言葉の入った口上があります。
志賀海神社は玄界灘に面した海の神様で山を褒める祭りです。
その時は頭では理解できてました。山が豊かでないと海も豊かにはならないよねって、
今回、いとこの話聞きまして、この志賀海神社の「山褒め祭」のこと思い出しました。
当たり前にスーパーで野菜とか魚肉買ってますが、日本の恵みをついつい忘れてます。
太古の昔、大和政権の前から安曇族の人たちが行ってたお祭りで、
弥生とも縄文ともつかない時代の日本人すでに分かってたんですよね。
私、物も豊かになり、化学も発達して、本当はなにも知らないくせして屁理屈だけは達者になってる気がします。
でも原点に戻るとこの山褒め祭にたどり着くんですね。