「赤玉は 緒さへ光れど 白玉の
君が装し 貴くありけり」
(あかたまは おさへひかれど しろたまの
きみがよそいし とうとくありけり)
古事記によりますところの豊玉姫命が日子穂穂出見命(彦火火出見尊ともいいます。ひこほほでみのかみと読みます。山幸彦のことです。)にあてて書いた
日本最古のラブレターだそうです。
塩屋神社摂社「龍宮神社」より
女心を山幸彦はきちんと答えてくれたのでしょうね。
ちなみに、
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の第39回「穏やかな一日」で、
実朝が泰時に送った和歌
「春霞 たつたの山の 桜花
おぼつかなきを 知る人のなさ」
こちらは、切なくなります。
どう考えても叶わないです。
そして、改めて渡した和歌が
「大海の 磯もとどろに 寄する浪
破れて砕けて 裂けて散るかも」
若くして倒れた実朝を予感させるような歌です。
鶴岡八幡宮のあの階段を見る度に悲しく切なくなります。
私は、高校の日本史の先生が実朝が鶴岡八幡宮で暗殺されたことを習ってから、
ずっと悲劇の将軍として思っていました。
知れば知るほど悲しくなり、
とても、鶴岡八幡宮には行けそうにないです。
あの階段を見上げると
泣いてしまうかもしれないです。
大河ドラマ、次の回で和田合戦が終わりますと、
雪の降る鶴岡八幡宮でしょうか?
今から、落ち着かないです。
やるせないです。