広島県山県郡北広島町、宮瀬神社から大暮川に沿って上流へと上って行きますと、
どんどん山深くなっていきます。
10分も走らせますと、
山肌からわき出しています湧き水は、岩肌が真っ赤です。
鉄鉱石なのでしょう、
日本古来の製鉄たたらによって日本刀にふさわしい玉鋼が作り出されたのでしょうね。
そしてさらに、
上流へと走り、大暮川に架かっています小さな橋を渡り、
それまでは、
川を左に見て上っていましたけど、
右に見ながら奥深く、宮瀬神社からおよそ15分くらい上ってきますと
今回の目的の場所、尾関神社があります。
小さな祠です。
鳥居はなく、拝殿があり、
その奥には、本殿があります。
こんな山奥でも、綺麗にされています。
石碑の御由緒には、
御祭神には尾関権之守とあります。
国主福島左衛門大夫正則の家臣なり元和5年(1619)主家改蔵の折広島城を離散し當村に来れり
山中に田園を開きこの地に終わる
とあります。
尾関正勝は、福島正則の家臣です。
福島正則が広島城に入封したとき備後国三次の尾関山城主です。
今も桜の名所で尾関山公園として親しまれています。
尾関正勝は福島正則公が改易されました翌年元和6年亡くなっています。
その一族の
尾関権之守がこの地北広島町大暮に移住し、その末裔が建てたのが尾関神社です。