毘沙門参道歩いていますと、毘沙門天堂縁起の石碑があります。
それによりますと、
岩谷山権現山 毘沙門天堂縁起
本尊毘沙門天王は多聞天と訳し、佛法の護法神四天王の一尊にて、北方を守り賜う。
佛教日本伝来と共に伝わり、七福神の中に加えられ福徳除災の神として庶人の信仰を受けられる。
當山御本尊は行基菩薩の作と伝わり、治暦乙卯初春(1065年頃)僧教尊この霊山に安置す。
其の後、銀山城主武田家、代々の北方守護神として尊信し、僧覚信坊を請し願成寺を建立、更に三京・豊用・西明・東明・光林・玄道・神宮の七ヶ寺を建立される。
毛利氏広島築城と共に、願成寺は広島に移され、毘沙門堂、仁王門、東明・西明の両寺のみ残れり。
一千余年の歴史を物語る如く聖観音像・福石・縁結び石・修行大師尊像等現存し、信仰を集む。
昭和四十年代当地信者の発願により、吉祥天・六福神石像を奉安す。
福授、開運、除災祈願の霊地として信者の尊崇深く、毎年陰暦正月初寅の日を縁日として大祭を修行す。
昭和四十五年初寅建立
とあります。