広島歴史探索の後は、お好み焼き「そば肉玉」じゃね

面白かったこと楽しかったこと感動したこと疑問に思ったこと書いていきたいと思ってます。時々、広島弁出ますけど

母の絵羽の羽織でポーチ作りました。

昨日、出かけましたところで、

手帳出してましたら、それかわいいですね。

って言われました。

手帳ですか?(普通の手帳なのになんで?)

いえいえ、そのポーチです。

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あっ!これですか?

3年前ぐらいですかね、母の絵羽の羽織を思い切って解いて作った物です。

100円ショップで買いましたポーチに裁断しました布を被せました。

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内側には、家にありました布で仕上げました。

ファスナーの金具のスライダーには、昔の羽織紐をつけてみました。

 

昔の着物にはさみを入れるのは勇気いりませんでしたか?

って、質問されました。

おそらく将来も日の目に遭いそうにない着物をずっとしまっておくことを考えたら勇気いりますが決断しました。

はさみを入れるところではなく、昔の人が丁寧に一針一針縫ってます糸をまず最初に抜く一本目の時に、大きく深呼吸をしてその時が一番緊張します。

あとは、前に進むしかないので作業に没頭します。

着物の縫製の素晴らしさを実感しながら、糸を抜いていくのも結構時間のかかるものです。

袷の着物は決して縫い代は出ていません。確か、最後は襟でくるんで仕上げます。

熟練した方でないとうまくできません。

学校で若いとき一度だけ羽織縫ったことあって、表と裏がつってしまって、そこが一番難しかった記憶があります。

私の人生の中で最初で最後の作品はどうなったのでしょう。

おそらく母は、これは酷い!と人知れず始末してしまったのでしょうか?

嫁入り道具の中にはなかったですね。