広島城東側、池田勇人の銅像からわずか南に歩きますと、
歩兵第11聯隊の門柱があります。
歩兵第11聯隊跡です。
門柱を潜りますと、柱に由来が書かれていました。
そこには、
歩兵第11聯隊入口正門として建っていた門柱で長年月にわたり入隊訓練出兵帰還と幾多の年代的課程を静かに見守ってきた歴史の証人とも言える記念すべき門柱であります。
しかも原爆被災の中で残存し得た当時を偲ぶ唯一の遺跡でもあります。
幸い篤志家の手に依り広島市立福木保育園に保存されていたものを今般譲り受けゆかりの地に移転建立し歴史の証とするものであります。
昭和59年9月吉日 歩十一会
と、書かれています。
広島市福木といえば、広島城から10㎞以上離れた広島市東区で高速道路の広島東ICの近くです。
おそらく終戦後復興のため特に軍設備のものは壊されたり撤去されたのでしょうね。
それをどう機転を利かせたのか、そして、どのようにして福木保育園まで運んだのでしょうね。