広島県北辺りは、もう紅葉の見頃は終わったのかしら?どうだろう。
今、こちらは随分秋色になってきました。
今からです。
桜とか早い木は落葉が始まっています。
落葉を見ますと思い出されますのが、
私が高校2年生の時、新しい教室に入りますと、
先輩が書いたものです。
教室の机の一つに彫刻刀で彫ってありました。
秋の日の ヴィオロンの ためいきの
身にしみて ひたぶるに うら悲し
ポール・ヴェルレーヌの上田敏訳の落葉です。
この机を初めて見ましたのは、新学年進級のまだ春うららかな時でしたけど、
とても印象に残っています。
それが、
何十年も経って、今年は落葉が絨毯のように敷き詰められていますのをみますと、
何故か、あの教室の彫刻刀で彫られたこの詩が思い出されます。