比婆大社の大鳥居から比婆山を遥か仰ぎ、
やっと入口に来たと感じました。
それでも今回は、ほんの入口です。
広島市内と違い、少し色づき始めています。
比婆いざなみ街道です。
広島県史跡「比婆山伝説地」です。
イザナミは、火の神(製鉄の神)であるカグツチを産んで、その際負った陰部の火傷によって亡くなります。
掲示板によりますと、
和銅5(712)年に記された日本最古の歴史書である古事記に
「故(かれ)、その神(かむ)避(さ)りましし伊邪那美神は出雲国と伯伎国との境の比婆之山に葬(はぶ)りき」とあります。
ここにある比婆之山の所在地については諸説あり、広島、島根、鳥取の3県県境部に複数の伝説地が存在します。
当地のいわゆる「(比婆山)御陵の峰」もそのひとつであり、遥拝所の熊野神社と共に古来より信仰を集めてきました。
記録によりますと、近世末~明治にかけて山陰、山陽のみならず九州からも登拝者を集めており、月祭日の28~29日には1~3万人もの人が登拝したそうです。
「御陵の峰」の山頂部は3haにもわたる平坦地となっており、その中央付近の円丘上には苔むした巨石が横たわり、イザナミの陵墓と信じられ崇敬されてきたそうです。
とあります。
まずは、今回は熊野神社から遙拝させてもらおうと思っています。