NHK大河ドラマ鎌倉殿の13人で、第1回から工藤祐経が身体中蚤だらけでボロボロの姿で出てきました。
その時から、
曾我兄弟の仇討ち取り上げられるんだなって思っていました。
領地争いで父河津三郎祐泰が工藤祐経に殺された曽我十郎、五郎の親の仇討ちとして美談として語り継がれています。
歌舞伎でも観たことありますし、
本懐を遂げられた曾我兄弟、美しいと思っていました。
日本三大仇討ちの一つです。
初夢に見たら縁起がいいと言われています
一富士二鷹三茄子の
一富士は、この曾我兄弟の仇討ちで、富士の裾野で行われた巻き狩りのことです。
二鷹は、赤穂浪士の討入りで、主君浅野内匠頭の家紋「違い鷹の羽」からきています。
三茄子は、荒木又右衛門の茄子の産地の伊賀で大願を成すとして伊賀上野の仇討ちからきています。
大河ドラマも後半に入り、
頼朝も征夷大将軍となりいよいよと思っていましたら、
前回から出てきました曾我兄弟、えらく険しい顔しているなぁって思っていましたところ、
今回の第23回「狩りと獲物」では、
クーデターとして描かれています。
そして、北条義時が、
「仇討ちとみせかけて起こした謀反ではなくて、謀反とみせかけて起こした仇討ちとしましょう。」
って言います。
史実はどうだかわからないのですけど、
もしも、大河ドラマの解釈では、
頼朝の首を取ったと思っている曽我五郎の目の前に頼朝が現れて、
「あっぱれ!後世まで語り継がれるであろう」
って言われたときの、
曽我五郎、なんと悔しかったことでしょう。
そんなことで名を残しても意味ないと思ったことでしょうね。
単純に美しいと思っていました曽我物語、なんだか切なくなってきました。
今回の大河ドラマ、上総介、木曽義仲、木曽義高、九郞義経と次から次へと殺されていきます。
つぎは、蒲殿源範頼が、、、
何でしょう、観るのが辛くなりますね。
でも、観ないと収まりが悪いですね。