厳島神社の大願寺の護摩堂です。
明治初期に神仏分離令で焼失しました護摩堂、平成18年4月2日再建されました。
護摩堂の中には、総白檀の不動明王が鎮座されています。
総身一丈六尺(4m80cm)重量7tで、総白檀の不動明王像としては日本最大の仏様です。
写真撮影はできません。
お姿を拝ませてもらい、
ものすごく力強くて、圧倒されるばかりです。
時代はときには残酷で、江戸時代から明治に文明開化とか言ってとても先進的にみえますけど、
日本がずっと培ってきたものまで否定し焼き払うのはどうなんでしょう。
それから、
時は下がり1945年、一発の爆弾で何もかも失った広島市も、、、
残念でならないです。
悔しいですね。
不動明王のお姿は、
右手に、智剣と呼ばれる我々衆生の悩みを断ち切る智慧の剣を持ち、
左手には、絹索(けんじゃく)と呼ばれる正しい道から外れた衆生を引き戻して下さる縄を持ち、
背中には、我々衆生の煩悩を焼きつくす火炎を背負っています。
どこか憤りから脱し得ない私、看板を読んで、再建された不動明王像の何をみたのかしら。
いつの時代にどうのではなく全てを受け入れての今ですね。
導いて下さっています。
それに、答えるのが私たちですね。