新庄之宮神社は、社叢は夫婦楠も含めて常緑広葉樹、落葉広葉樹の木々からなり、ビルに囲まれた大通りから車窓からでも目を見張る鎮守の森です。
おそらくその昔、雲石街道を北上する目印になったでしょうね。
新庄之宮神社は、天保6年(1835年)に建て替えられ、爆心地からおよそ2.9キロ被爆にも耐えた広島市被爆建物です。
平成16年(2004年)、地域の方々の善意と広島市被爆建物等保存・継承事業の助成により、保存工事を実施し、被爆の惨禍を後世に伝えています。
正慶年間(1332~1334)に紀州熊野神社の分霊をこの地に勧請したものと伝えられています。
拝殿正面には、スサノオノミコトが勇猛果敢に八岐大蛇を退治されています。