広島県立美術館で開催されています、
「ヨーロッパの宝石箱
リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展」
行ってきました。
オーストリアとスイスに挟まれた小国で、
地図で見ましたけど、ほんとに小さな国でした。
リヒテンシュタイン侯爵家は、優れた美術品収集を一族の栄誉とする家訓を掲げたそうです。
絵画もよかったですけど、
陶磁器が特によかったです。
中国の景徳鎮釜から、日本の有田焼へと、
そしてやがて西洋でマイセンが陶磁器を初めて作り出して、マイセンから職人さんを引き抜いてウィーン釜へ変遷していく過程がよく分りました。
初めは、ウィーン釜は東洋的な図柄も次第に西洋的な図柄に変わっていくのが面白かったです。
第二次世界大戦の時は、ドイツから美術品を命がけで守ったそうです。
音楽、美術をこよなく愛した侯爵家の崇高さ感じました。