長いこと借りていたこの本、やっと読み終えました。
廃藩置県によって旧藩主は東京移住を命じられたのに対して
明治4年、広島県におきた旧藩主浅野長訓の上京を阻止するため広島県の農民が広島城に押し寄せて実際に延引させたことが発端になって起きた騒動です。
当初は、幕藩体制の支配者の藩主に対して、被支配者の農民が惜別の情をいだいて、
また、このまま藩主のままでとのことで、阻止しましたのが、
エスカレートして
庄屋や割庄屋の家を焼き討ちし広島市の豪商宅を打ち壊したりし始め
最後は軍によって鎮圧されました。
土地勘がないと少しわかりにくい話でした。
「武一騒動」の武一とは、広島県山県郡有田の森脇武一郎のことで、主犯としてさらし首の刑に処せられてます。
広島の山間にあります千代田に有田町はあり、
有田は、「有田中井手の戦い」といって戦国時代、毛利元就が武田元繁との合戦で毛利元就の初陣として知られてるところです。
西の桶狭間とも言われてます。
義兄に教えてもらって有田城行きたいと思ってました。
この本も義兄から借りたのですが、
今度訪ねていくときは、少しばかり視点が変わってしまいましたね。
それはそれ戦国時代のいにしえにだけ思いをはせるのではなく明治の変わり目こんな激しいことが起きたのかと思って、訪ねることができそうです。
「武一騒動」初めて知りました。