カタクチイワシです。私たちは小イワシって言ってます。
小イワシの刺身にします。
とても、安くておいしいです。
1パック250円で今回は2パック買いました。
頭から骨にそってスプーンでいいですこそいで三枚におろします。
水で洗えば洗うほど新鮮なおいしい刺身となります。
手はかじかんで、慣れるまでは少ししんどいですが、慣れますとどうってことないですよ。
半分は混ぜご飯にします。炊き込みご飯とも言います。
青しそとからめると、野菜も一緒に食べてもらえます。お店みたいに綺麗に並べてませんけど、ざくっと食べます。
アボカドも入れてもおいしいです。
我が家は、主人がアボカド苦手なので
とは言っても、折角おいしいのでアボカドと小イワシ混ざらないように別皿に盛り私は一緒に食べます。
すった生姜と醤油とで食べます。
この小イワシ、広島市内では以前ずっと前になりますが、リアカーを引いて女の人が行商で売りに来てました。
子供の頃、我が家にもお馴染みのおばちゃんがいて、竿秤で、アルミのお皿に魚入れて量り売りしてました。
「なんまえ~いらんかねぇ~」って行商のおばちゃん言って売ってました。
でも、我が家に来るときはそんなこと言わなくても、
「おる?」って来てましたよ。
母と行商のおばちゃんとで玄関先で、話しながら小イワシや魚吟味してるのをそばに座って私見るの好きでした。
おばちゃん、ぷくっとした赤い手で、手際よく小イワシを竿秤のアルミのお皿にのせて、分銅を動かして目盛りをよんでるのを、私膝抱えて、じーっとみてたものです。
おばちゃん、小イワシさばいてもくれますが、母は自分でさばくのでそのまま買ってました。
母は、がま口からお金出して、販売成立です。
台所で竹べらを馬蹄型に曲げてある小イワシをさばく道具を持っていて調理します。
また、
時には、母はアナゴを買って、まな板の隅に目打ちで生きたアナゴの目に打ち込んでさばいてました。それは、いまだに真似できません。
照り焼きにして散らし寿司にいれます。
アナゴの骨はカリッとしておいしかったですね。
少し検索してみたら、そうそう!
小イワシの刺身は「七度洗えば鯛の味」言ってました。
「なんまえ~」の由来は、江戸時代鷹の餌として売っていて、「生餌」がなまったそうです。
あらまぁ!鷹の餌だったんですね。
今はなくなりましたが、相生橋のあたりで今は本川町でかつては鷹匠町って言ってました。
江戸時代主君の鷹を飼い、鷹狩りに従事していた職務の人を鷹匠と言います。
その鷹匠のいたところを鷹匠町といって、その辺りまで売りに来てたんですね。
小イワシは刺身にしたり、また頭をとって天ぷらにしたら骨ごと食べれます。
また、広島湾で捕れた小イワシは乾燥させて「いりこ」にしてました。
ですから、明治になっても行商だけは残ったんでしょうね。