「くんち」と言って、29日には縁起悪いので、28日の今日中に主人に飾ってもらいます。
ちなみに、「くんち餅」と言って餅も29日にはつきません。今日頑張るしかないです。
玄関に飾る前にちょっと写しときました。神様寛大だから許してもらえますよね。
広島安芸地方の注連飾りです。
袋から出しますと、縄の稲藁の香りがしましてうわぁ~と精気をもらいました。
三連注連飾りともいいまして、大中小の輪からなってまして、小は写真ではわかりにくいですが、橙の上に乗っかってます。
由来が袋に書いてありましたので、説明しますね。
大の輪は親の代、中の輪は子の代、小の輪は孫の代で、代々の繁栄をまた、無病息災を願って作られています。
中央にあります「橙(だいだい)」は、一家の繁栄と家督を親子代々受け継ぐという意味です。
「うら白(うらじろはしろではなく、じろと濁ります)」は、裏の白い方を表に出して、表裏のない真白い人間になるようにという意味です。
しめ縄の首のあたりについています「ゆずり葉巻」は、ゆずり葉の中に松と藪柑子(やぶこうじ)を包んでいます。
ゆずり葉は、春になると先年の葉は全部落葉して新しい葉に入れ替わる樹ということで、代が替わる、年が替わるということから毎年新しい葉を使って作ります。
松は末代まで栄えるという意味です。
藪柑子は、昔から赤い実は縁起がよいものとして、また地下茎で繁殖する精力旺盛な植物であるため、地に根を張る、根をおろすという意味があります。
全て地元産のものを使い一つ一つ手作りで作り上げてあるそうです。
子供の時から、ずっとこの注連飾り、飾ってます。
何だか最近は核家族が進んで、一家繁栄忘れてる気がしました。
なのに、お正月にはこれを飾ってました。
物事には、すべて意味があるのですね。そして、私たちが伝承していかないといけないと思いました。
注連飾りと一緒に立花も揃えます。
仏壇きれいにしてから仏壇に供えさせてもらいます。
こちらは、どうなんでしょう。安芸門徒独特なんですかね。
調べましたがよく分からなかったです。