聖光寺には、もう一人広島藩の武士で幕末の志士、高間壯士之碑と高間省三正忠之墓があります。
大石内蔵助親子のお墓にばかり注目を浴びていますけど、
この二葉の里を歩きましたのも、このお墓にお参りしたいとの思いもありました。
広島護国神社の筆頭祭神です。
戊辰戦争で浪江の戦いで、勇敢にも敵の砲台に一番乗りしましたが、顔面に銃弾を受けて壮絶な死をされています。
遺体は、福島県双葉町の自性院に埋葬されているそうです。
高間は、亡くなる前日父親に、「皇国の興廃は今日にあり」と手紙をかいています。
東郷平八郎や秋山真之がバルチック艦隊を迎撃した際「皇国の興廃この一戦に在り」といわれる名言の原点は、この父親に高間省三が送った手紙にあると思われます。